カビを釣る
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
今回は菌(カビ)の話をします。
カビと言われてどんなものをイメージしますか?
お風呂場やパンやチーズに生えるカビを思い浮かべる人が多いのではないかと思います。
カビも生き物なんですがこれらは普段は空気中漂っています。
カビルンルンみたいなイメージですw
カビはいたるところに生息していますが、今回は土の中にいるカビが主役です。
どんなカビか?
もちろんゴキブリを含む昆虫を病気にするカビです。
実はこのカビは昆虫を餌に釣り出すことができます。
畑や林で土を拾ってきて、その土の上で昆虫を何日か飼育します。
すると土の中のカビが餌(昆虫)に食いついて釣り出されます(昆虫にカビが生える)。
こんな風にw(ちなみにこいつはクロゴキブリの幼虫)
同じ場所の土でゴキブリ25頭飼って、20日ほどで3頭からカビを釣ることができました。
少ない・・・
ゴキブリさんは他の虫と比べてもカビによる病気に強い昆虫なので仕方ないですが。
個人的には3頭のみからカビが釣れた原因が気になっていますw
シロアリやカミキリムシやミルワームやコガネムシならもっと大漁に釣れるんじゃないかと思います。
まだ寒いですが、
簡単にできるので夏休みの自由研究のネタとしてもおすすめですw
はたらく〇〇
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
今回の主役はゴキブリの体の中に住んでいる微生物です。
この微生物もシロアリの居候と同様にとても働きものです。
まさに、はたらく細菌ですw
一般的な家でよく出るゴキブリはシロアリと違って木を食べません。
なので今回の主役の仕事は木を分解する手助けではありません。
では何をするのか?
僕は研究室でクロゴキブリを飼育しているのですが、餌がない状態で3,4日放置したことがあります。
人間だとフラフラになりそうなもんですがゴキブリさんはピンピンしてました。
実はここで微生物さん達が仕事をしていたのです!
この微生物さんたちはゴキブリの体の外に出される直前の排泄物をリサイクルしてエネルギーを生み出していたのです!
なので、ゴキブリはめっちゃ燃費がいいですw
近い将来、人間もゴキブリ並に燃費が良くなる日が来るかも。
シロアリはなぜ木を食べることができるのか
あけましておめでとうございます!
変態ゴキブリ博士ですw
新年一発目ということで今回の主役はシロアリです!
餅みたいに白いのでw
シロアリはアリの仲間ではありません!
実は、ゴキブリの仲間です!
どことなく腹部のあたりのフォルムが似てるような似てないようなw
ところでシロアリが何を食べるかはご存じですか?
シロアリは木を食べます。
木ってめちゃくちゃ堅いですよね。
人間が食べようとしたら歯が折れそうw
それでもシロアリは木を食べます。
歯が折れることなく。
どうやって???
シロアリ自身には種も仕掛けもありません。
シロアリの体の中には微生物が居候しています。
実はこの居候が木の堅い部分を分解する酵素を出します!!
居候のおかげでシロアリは木を食べることができるわけです。
居候の対価としては充分すぎますね。
シロアリの体の中に微生物が居候している、
ということはシロアリの仲間であるヤツらの中にも?!
もちろん居ます!
しかもシロアリの居候よりもスゴいです!
ヤツらの居候については・・・
後日書きます・・・(笑)
それでは良いお年を🎍
ゴキブリが海を越えてやって来る
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
今日の主役は昨日も登場してもらったトルキスタンゴキブリちゃんです。
翅があるのは大人の雄、翅が無くて黒いのが大人の雌、赤いのが子供たちです。
老若男女が入り乱れてますねw
昨日も書きましたが、彼らはアメリカ出身で日本ではトカゲなどのペットの餌として重宝されています。
しかし、彼らは母国のアメリカでは日本のゴキブリと同様に嫌われています。
下水管などの不潔な場所に潜んでおり、人間のお家にもよくやってくるそうです。
子供から大人になるスピードが早いため、増えるスピードが早いです。
なので定着するとヤバいらしい。
実はそんなアメリカのヤバい奴らが日本に住み着いてしまうかもしれないと言われています😱
2001年に神戸で、2006年に愛知で見つかっています。
2006年の愛知県での調査によると日本で定着して害虫化する恐れもあるそうです。
しかし、彼らはどうやって異国から海を越えてやってきたのか?
考えられる要因は2つあります。
1つ目はペットの餌として輸入されたものの脱走です。
先にも述べましたがこのゴキブリさんはトカゲなどのペットの餌として輸入されています。
ツルツルした壁を登る事はできませんが、家でよくでるゴキブリと同様に素早いです。
なので油断すれば逃がしてしまうことも充分に有り得ます。
飼っていて増えすぎたので外に逃がしてしまったなんてことも有り得るんじゃないかと思います。
※ちなみに海外から持ち込まれた生き物を外に放すことは法律で禁じられています。
逃がしちゃダメ、ゼッタイ❌
2つ目は荷物に紛れ込んでしまうこと。
ダンボールなどに紛れ込んでそのまま船や飛行機に乗ってやって来てしまうことがあります。
実は日本の家庭でよく出るゴキブリもこんな風に荷物に紛れてやってきたと言われています。
ちなみにゴキブリさんたちは荷物に紛れてエレベーターに乗ることもあるのでビルの最上階にやって来ることもありますよw
ゴキブリなのに・・・!?
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
先日、キモい展なるものに愛しのおばあちゃんと行ってきましたw
なんとそこにはこんなものが!!!
ゴキブリタワーwww
おばあちゃんはガン見してましたww
記念にツーショットもw
このゴキブリさんはお家でよく出るものとは違う種類のゴキブリです。
トルキスタンゴキブリとかチュウトウゴキブリとかレッドローチとか呼ばれてます。
アメリカの方のゴキブリさんです。トカゲなどの餌として販売されていたりもします。
実はこのゴキブリさんたちにはゴキブリらしからぬ特徴があります。。。
ゴキブリなのにツルツルした壁を上ることができないんですwww
飼育ケースの壁を登れないので脱走しにくいのでペットの餌としては重宝しそう。
なぜこのゴキブリはツルツルした壁を登れないのか?
その秘密は脚の先っちょにあります。
これが一般的なゴキブリの脚の先っちょ。
こっちはトルキスタンゴキブリの脚の先っちょ。
違いわかりますか?
一般的なゴキブリの脚の先っちょには白いスライムのようなものがありますがトルキスタンゴキブリにはありません。
この白いスライムは爪間板(そうかんばん)と呼ばれています。
一般的なゴキブリは爪間板を吸盤のようにツルツルした壁にくっつけて登ります。
トルキスタンゴキブリには発達した爪間板がないからツルツルした壁をのぼれないんです。
虫の脚の先をまじまじと見たことってあんまりないかもしれまないですがよく見てみると面白いですよ♪
ゴキブリはなんのためにテカテカしているのか
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
ゴキブリって体の表面がテカテカしてますよね。
こんな風に。牛脂みたいに。
牛脂は牛の油ですがゴキブリのテカテカの正体も油です。
ゴキブリは常に体の表面から油を分泌しています。
しかしゴキブリはなんのために油を身にまとっているんでしょうか?
人間は油取り紙で必死に顔の油をふき取るのにww
実は
病原菌対策だと言われています!
人間が風邪の予防のためにマスクを着用するのに近いです。
常に油を分泌しているので体についた菌や埃などは滑り落ちていくようになっているわけです。
また油が病原菌が悪さをするのを抑えているとも言われています。
年中マスクしているようなものなのでゴキブリは他の虫に比べると病気になりにくいです。
また、ゴキブリの種類によって油の種類も異なります。
料理に使う油の種類もたくさんありますよね。
サラダ油とかごま油とかオリーブオイルとか牛脂とか。
実はゴキブリは種類によって病気になりやすいやつとなりにくいやつがいるんですが、
この違いが表面の油の種類の違いから来ているのではないかと言われています。
いつか多種多様なゴキブリオイルが食卓で普通に使われる日が来るかもしれませんよw
ゴキブリのお引越し
こんにちは!
変態ゴキブリ博士ですw
今日は研究室で飼育しているゴキブリさんたちのお引っ越しをしました。
ゴキブリさん達の快適に暮らして頂くためにw
狭い家(右)から大きな家へ(左)
広くて綺麗な新居に引っ越せて嬉しそうですw
けっこう大変でした。
何が大変だったかというと「逃げ出さないようにすること」です。
ご存知の通り、ゴキブリさんたちは動きも繁殖スピードもはやいです。
なので1匹でも逃がそうものなら色々な人からこっぴどく怒られますw
しかし、ゴキブリさんたちは飼い主の気苦労などつゆ知らず隙あらば逃亡をはかります。
早すぎて普通に手やピンセットでつまむのはほぼ不可能です。
ではどうするか?
虫かごごと冷蔵庫にぶち込んで数時間放置します。
ゴキブリさんたちは人間と違って身体を震わせたり脂肪を燃やしたりして体温をあげることができないので長い時間寒いところにいると動けなくなります。動けたとしても亀のようにのろいです🐢
のろのろしてる間に急いで新しいケースに移します。
のろのろしてましたが数が多いので大変でしたw